自分が働ける状況にあるか?職業準備性ピラミッドで要チェック【エクセルファイルチェックリスト有】

2020年3月31日

自分が働ける状況にあるか?職業準備性ピラミッドで要チェック

 働くために必要なことって何があるの?

 職業能力であったり、きちんと出勤できることであったり、様々なものがありますよ 

 就職はまだ決まっていないけど、勉強できることとかってあるの?

努力家ですね!では、職業準備性ピラミッドで自分がどの段階にいるかチェックし、最適な勉強をしましょう。

 


職業準備性ピラミッド

 

 

 

チェックリストダウンロード

チェックリストは、各項目の数字の平均を取ってレーダーチャートにしています。

事業所ごとに編集できるようにxlsxファイルでも配布

職業準備性ピラミッド チェックリスト (xlsxファイル) (無記入PDFファイル)

 

 

職業準備性ピラミッドとは

 

職業準備性ピラミッドとは、どういう職業でどういう立場についたとしても、共通して必要とされる基本的なスキルを、ピラミッド状に模したものです。

 

職業準備性ピラミッド

①健康管理

②日常生活管理

③対人スキル

④基本的労働習慣

⑤職業適性

 

①~⑤の順番にランクアップしていきます。

健康管理ができた。じゃあ次は日常生活管理。次は対人スキル…といった感じの積み上げ型となります。

 

これらは、就労する”前”の段階での基礎的な部分であるため、就労移行、就労A、就労B、職業センター等、「お仕事とは」というものを教える所では非常に重要視されます。

 

もし、これから就労・通所するという方がおられたら、一度自分でも振り返ってみてください。

 

 

 

①健康管理

 

健康管理の目的は”社会で働ける身体になる”ことです

 

身体の健康

食事での栄養管理はもとよりのこと、体調の変化に自分で気づき、医療機関へ受診するなどして復調を目指すことができるか。

 

心の健康

精神的な不調や、変化等の気づき、発信したり、医療機関へ受診する等が行えるか。

 

障害への理解

自分自身の障害や病名を自覚・理解しているか。障害特性や必要な合理的配慮を他人に説明する知識があるか。

 

服薬

医療機関からの指示通りの服薬が行えているか。

 

 

②日常生活管理

日常生活管理の目的は”安定した力を発揮して働ける”ことです

 

日常生活の乱れは、就労・通所現場での不調に通じます。仕事中に睡眠不足でぼーっとしたりしてしまうと、思わぬ労災を起こしてしまうこともあります。

 

規則正しい生活

十分な睡眠時間が確保できているか。食事は適正な時間にとれているか。夜遅くまで趣味や好きなものに没頭していないか。また、就労・通所を見越した時間帯での就寝が行えているか。

 

変化への対応

就労・通所が始まると、生活リズムが大きく変化するが、それらに十分に対応できる状況にあるか。

 

 

 

③対人スキル

 

対人スキルの目的は”職場で円滑に働ける”ことです

職場では、付き合い続けなければいけない人間関係が発生します。また、立場も同僚等の横の繋がりだけではなく、上司や部下等の上下関係の繋がりも出てきます。

 

 

職場での障害への理解

職場では、障害へ理解のある人もいれば、障害へ理解が薄い人もいます。そのため、困っているシーンでは困っていると発信したり、自分の意思を伝えることができる支援者とコミュニケーションを密にとることで、支援者から周囲の関係者へ配慮を促すことができます。

 

職場での人間関係

職場では、率先垂範(まず自分がやる)の気持ちを持ちながら周囲とコミュケーションを取ることで円滑にいく場合があります。しかし、それらは自己判断での独断行動にもつながってしまうため、これでいいか確認する。わからないことは行動する前に聞く。等の細かいコミュニケーションを取る必要が出てきます。

 

協調性

職場では苦手でも付き合い続けなければいけない人が発生することもあります。苦手な人の意見や、やりたくない仕事であったとしても、自分の主張ばかり押し通そうとしてはいけません。

苦手な人であっても協調し、投げやりにならずに付き合っていくことや、相手の立場に立って考えることが必要となります。

 

 

 

 

④基本的労働習慣

 

基本的労働習慣の目的は”会社の一員として信頼される”ことです

障害者、健常者どちらにもいえますが、基本的な労働習慣を身に着けることで継続的に働くことが出来ます。

 

 

ビジネスマナー

挨拶をする、服装をきちんと整える(身だしなみ)、敬語を使う…等の基本的なビジネスマナーを使えるようか。また、会社独自のルールに適応できるか。

(例:挨拶をするときは立ち止まって礼をする。等)

 

報告・連絡・相談

報告・連絡・相談ができているか。また、報告とは何か、連絡とは何か、相談とは何かを把握しているか。自分の責任によるミスが生じても隠さずきちんと報告できているか。

 

規則の順守

規則を遵守するために、会社のルールを確認し、理解する必要があります。就業規則等の明文化されたものもあれば、口頭で注意されることもあります。

ルールを守ることができるかどうかは、学校生活や訓練施設でルールを守れたかを振り返ってみてください。

 

 

 

⑤職業適性

 

職場適正の目的は”仕事能力が評価される”ことです

各職種により、適正内容が違うため詳細な記載はできないため「作業」に関して、適正を見られる共通項を記載します

 

・作業効率や作業の質等の向上への意欲

 

・作業速度

 

・作業の質、正確度

 

・指示への理解、指示への適正な作業への変換

 

・作業環境の変化への柔軟な対応

 

・並列作業能力

 

・自己理解(作業の速度、質等)

 

 

 

 

自己で振り返る部分もあれば、これから就労・通所するにあたって気構えをする部分もあります。

ただ、基本的にいえることとして、①~④は最低限できるようにならなければいけないことです。

 

 

障害者の中には、一般就労をとにかくしたい。ここでは満足できない。自分はもっとできるはずだ。と言われる方がしばしばみられますが、作業ができればそれでいいわけではないので、一度自己分析を行ってみるといいかもしれません。