多様な就労継続支援A型事業所があることで障害者雇用の機会が広がる

2020年3月6日

 就労継続支援A型やめたよ!僕には合わなかったみたい

     合わないならしょうがないですね。次はどうします?    

 うーん…一般就労一般就労言われるからA型やだなあ…

     働く場として考えているA型もありますよ。今回はA型の情勢について知りましょう

多様な就労継続支援A型事業所があることで障害者雇用の機会が広がる

 

就労継続支援A型の運営に対する行政の動向


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2020年1月、厚生労働省より、就労継続支援A型事業所、B型事業所に通所する利用者の一般就労移行率の目標値を設定することとなりました。

 

目標は、2023年に、2019年度実績の約1.25倍。10000人一般へ行っていれば、12500人。

 

詳細は⇒就労継続支援A、B型に目標値 厚労省が障害福祉計画で指針 福祉新聞より

 

行政としては、就労継続支援A型やB型からの一般就労移行率を上げていきたいというのが根源にありそうです。

 

 

さて、以前の記事で、一部のA型事業所の結構な記載をいたしました。

技を使って儲ける就労継続支援A型事業所…ほんとにそれってアリ?その①

 

業務内容や公開情報で見る経営改善が必要なA型事業所

とても一般就労へ移行を考えているとは思えない業務内容を行っているA型事業所への批判も混じっています。しかしそれらの事業所が厚労省の目的と外れているから潰れてしまえばいいのか?というと、違います。

 

もちろん、抜け道を使って加算取得している事業所に対しては、適正な加算を取得してほしい気持ちはありますが、多種多様なA型事業所があることで、障害者の就労の機会の幅が大きく広がります。

 

 

 

 

 

就労継続支援A型事業所、障害者の働く場という考え


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就労継続支援A型に通所する利用者は須らく一般就労を目指さなければいけないのか?

 

そんなことはありません。厚生労働省の就労継続支援A型の役割を振り返ってみましょう。

 

 

通常の事業所に雇用されることが困難であり、雇用契約に基づく就労が可
能である者に対して、雇用契約の締結等による就労の機会の提供及び
産活動の機会の提供その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために
必要な訓練等の支援を行う。

 

 

【生産活動の機会の提供=働く場としての提供】も、就労継続支援A型事業所の立派な事業の1部といえます。

 

 

 

 

 

多種多様なA型事業所があることのメリット

 

1人だと集中できる人、他に一緒に働く人がいることでモチベーションを保てる人、不安なことがあった時にすぐ聞ける体制だと安心して働ける人、繰り返しのリズムがある作業を行いたい人、様々な業務を並行して行いたい人…。等々

 

就労に関する付帯事項というのは非常に多くあります。

 

「こういった配慮があって働ける。」という前提条件として必要なものから、「こういった仕事を行いたい。」「土日祝は休みがいい」等の本人の希望まで、挙げだすときりがありません。

 

そして、1つの就労継続支援A型事業所がそれらすべてに対応することも、また不可能です。

 

そのため、仕事が大変だけどお給料が良い、交通の便がよく作業スペースも広い、自分のやりたい仕事がそこにある、一般に近い形で働ける、十分な配慮を頂きながら働ける…等々、多種多様な就労継続支援A型事業所が存在することで障害者が働く際の選択肢が増えることとなります。

 

 

 

 

障害福祉の世界は広がっている


木漏れ日

 

日本の人口が年々減少している中、障害者の人口は微増になっています。

それに伴い、社会保障費も年々上がっています。

 

就労継続支援A型事業所が特に顕著ですが、障害福祉においても、支援する施設というのは増加の一途をたどっています。

 

過去、障害者の選択肢というのは非常に少なく、言われるがままなすがまま…という人も少なくありませんでした。

 

しかし昨今になり、障害者本人の自己決定が重視されるようになりました。

 

これから、障害者にとって就労だけではない様々なシーンで、自己決定を促されることになります。つまり多大な選択肢が得られるようになります。

 

多大な選択肢があるということは、幸せなことであると同時に責任も発生します。

インターネットも普及し、個人が習得できる知識というのは非常に多くなりました。

まかせっきりではなく、1人の人間としての責務や役割に対し、きちんと考えて判断し決定できるような能力を身に着けることが必要かと思われます。

 

 

 

 へ~いろんなA型があるんだね

     一つの就労先でうまくいかなかったからといって、他でもそうとは限りませんね

 働く場としてのA型がないかハローワークで探してみるよ!

     相談支援専門員さんにそんなA型がないか聞いてみてもいいかもしれません